日曜日 小豆島からの帰りにすっごくお腹がすいたので 久々にフェリーで「うどん」を食べました 瀬戸大橋が無かった頃は本州に出るのには、高松からフェリーに乗って宇野まで行ってので、フェリーに乗るのはすごくポピュラーで楽しかったのを覚えています フェリーに乗ってお腹がへっていたら「うどん」を食べるのもあたりまえ?の事で すでに何人もの方が文章にしておられますが このフェリーの「うどん」というのが 本当はそんなにおいしくないんだけど懐かしさも相まっておいし〜の! 船のエンジンの匂いをかぎながら食べた「うどん」の味が讃岐人の思い出に残ってるのは有名なお話であります 今回は室内で食べたのでエンジンの匂いは感じなかったけど 袋麺をゆでて出汁を入れてくれるフェリーのうどんの味を久々に頂きました おいしかった♪
 んで帰ってから 今度は地域のバザーのうどんを食べました これまた毎年食べているので1年ぶりです 薄いかまぼことネギの入った、いつもと変わらないうどんで満足満足・・1日に2杯の作り置きの麺で作るうどんを食べて想い出したんだけど・・

 今、映画にもなってしまいブーム再来と言われている「讃岐うどん」ですが 麺通団や田尾さんのおかげで、めずらしい場所にある製麺所を食べ歩くうどんが有名になってますが というか県外から来る人たちはそういう うどんを食べるしか無いのですが(笑)
私の中のソウルフードといえばこういった日常うどん達やなぁ・・と改めてかんがえた訳で・・
 もともと、子供の頃から食べ慣れているうどんは お昼に「うどんでも作ろうか」と祖母や母がちゃっちゃと作ってくれたうどんの様な気がします たとえ製麺所から買ってきたうどんでも それは時間がたって、丸く固まった麺であり 決して作りたてのきらきらしたエッジのするどい白いうどんではなかったハズ・・その丸く固まった麺を あったかいお湯の中でほぐして、やわらかくし、イリコの聞いた薄味の出汁をはって出してくれたうどん 具もへたしたらネギしかなかったりして・・
 あとお客さんが来たときとか、忙しいときは出前のうどんだったこともあります これまた時間がたってちょっと伸びてるけど えびの天ぷらが乗ってたりしたので、そのころはおいしくて「ごちそう」だと思ってました
 打ち立ての麺が手に入ったときは そのままお皿に入れて味の素をさっとかけて醤油を2.3滴たらして食べた醤油うどん
 あるいは法事の時、せいろに入った麺を大量に買ってきて 普段は見ないようなおっきな鍋にお湯を沸かして、湯だめにして、これまたイリコのきいたちょっと濃いめの出汁を添えて出すおうどん
 バザーの時に婦人会のおばさんたちが作ってくれた プラスチックの容器にはいったちょっとぬるい 少なめのかけうどん・・
 熱があって寝よる時に祖母が一人用の土鍋に卵入れて作ってくれた 鍋焼きうどん・・
 どれも打ち立ての麺ではなく 麺通団の言う「ゾンビうどん」・・冷えて丸く固まった時間の経ったうどんを使った「うどん」でした それでも祖母や母やおばさんたちが暖かいお湯の中でほぐしてくれたそのうどんは 柔らかいだけではく 腰があって 麺の先がちょっとほとびていてやわらかく出汁をすった感じで 私は今でもその麺の先がとっても好きなんですが・・(笑) その出汁もすっごくおいしい「お家うどん」だったのでした 私の「讃岐うどん」はきっとそれなんだろうなぁ・・・と思います
もちろん製麺所で食べる打ち立ての麺はとってもおいしくて私も大好きだけど おうちで食べる「うどん」はそれとは違うおいしさがあって、やめられんなーーって事を思ってみたりした週末なのでした