思い出

 亡くなった祖母は料理が得意だった 醤油豆 お寿司 かんとだき(関西風おでん)肉団子 ハンバーグきのこソース コンソメスープ コロッケ 私が小さい頃から料理はずっとばーちゃんが作ってくれた 私は祖母の味で育った ばーちゃんは人にご飯を食べさせるのが好きだった お盆、お正月 行事があるときはもとより、普通の日でも親戚や知り合いが訪ねてくると必ず、ごはんを食べさせていた ゆ・え・に、家には暖かいごはんがいつもあった ばーちゃんが生きてる間は、いつ家に帰ってもあったかいご飯が待っていた・・ばーちゃんがいなくなってから、それに気づいた 
 そんなばーちゃんだが、洗い物はへたくそだった 茶碗は欠けるし 湯飲みはすぐなくなった 高い食器は買えないね〜といつも母と話し合っていた

 今日会社の来客用の湯飲みが一個欠けていた そういえば何日か前に 戸棚にしまうときに、「がしゃーーん」っていってたっけな?と思い出した いってたっけ?というのは正しくない 私がゆわせたのだ
 来客用の湯飲みは一年前社屋が変わった時に、私が社長室のお茶出しをするようになったので、5客セットで総務課から譲り受けた 半年くらいで4客になった 洗い物の途中で1個割れてしまった 割れてしまったというのは正しくない 私が割ったのでした 譲り受ける前は、かなり長い間総務課にて5客揃っていたはずだ 
 今日、湯飲みは3客になった なったというのは正しくない 私がしたのだ
いい年をした自分が、1年間に2客も割ってしまったことに 呆然となりつつ事実は厳粛に受け止め、深く反省した 
 ばーちゃん、私も洗い物へただよ 日頃から性格とか似てるかも?と思っていたけど、やっぱ似てるよね?
 
自腹を切ろうと思いネットでセットを探したら ノリタケ製で7000円から15000円くらいまでだった・・恥ずかしけど、総務課に打ち明けて買ってもらおうかなぁ・・お金ないもんなぁ・・今・・
 当然の事ながら 洗い物はへたなのじゃなくて、丁寧にやれば割れません そこのところを反省しました